裏・江口の地図(©江口不動産 )

(2021.1.21 updated)

◾️金輪町(こんりんちょう)

 

人口3万人ほどの小さな町で、隣接する多聞市のベッドタウン的な位置づけ。中心となる駅前にはこぢんまりとした商店街があり、街道沿いにはいわゆる全国展開のチェーン店が並ぶ。車で5分走れば田畑が広がり、山や海など豊かな自然が見えてくるありふれた町。

 

北関東内陸の小さな地方都市であることが多いが、日本海に面した港町、信州の山間の町、四国の農村など場所はまちまち。ランドマークは大岩と呼ばれる切り立った岩山。古くから磐座として信仰の対象であり、後に仏教と融合。麓の金輪寺は今も多くの参拝者を集める。上部に露出した地層が町名の由来。

 

奇妙な事件や都市伝説が多く、オカルトやスピリチュアル系の好事家の間では有名な町。

 

裏・江口の地図(©江口不動産)


■01 巨大どんこの干し椎茸
金輪町の名産品。見た目も肉厚な食感もアワビのようと評判。高級料亭でも使われている名品。霧深い山間部で原木栽培のため、生産量は少なく貴重。100gで4000円ほど。
注:戻す時は冷蔵庫で二日かけてください。冷水でゆっくり戻すことで風味と食感が際立ちます。旨味たっぷりの戻し汁も残さずお使いください。
■02こんりんラスク
金輪町の銘菓。金輪と呼ばれる大岩の地層を取り出したかのようなラスク。お土産屋や道の駅などで売られ、町のホームページにも乗っているオフィシャル銘菓。
噂:オフィシャル銘菓だが人気がない。口の中の水分全部持っていかれる。開発製造販売を担当したチクバ製菓が当時の町長の親族であったことが議会で問題視されたことも不人気の理由のひとつ。
■03金輪木象嵌(こんりんもくぞうがん)
金輪町に伝わる寄木細工の工芸品。有名な箱根に押され、知名度は低い。現存する職人が高齢の三人となり、後継者不足が深刻。最近若い女性が弟子入りして話題になり、タウン誌にも取り上げられた。
■04💀金輪寺と大岩、大岩神社
真言宗大岩山金輪寺。大岩さんとして地元民に愛され、週末は観光客で賑わう。
大岩は独立した岩ではなく、花崗岩の岩山ビュート。ビュートとは、周囲の柔らかい部分が風雨で侵食され、テーブル状の台地(メサ)となり、更に侵食が進んだものを言う。
大岩は古くから磐座信仰の対象として崇められていた。平安時代末期に仏教と融合し、金輪寺が開かれる。大岩の上部に見える帯状の地層を、須弥山(仏教の世界観で中心にある山)を支える台地の金輪に見立てたのが名前の由来。開祖は弘法大師とも云われている。敷地内には古くからの大岩神社も祀られており、社は県の重要文化財に指定されている。
夏祭り、年末年始は町民で賑わう。
■05💀要石(旧ニュルブルク)
近年、パワースポットとして口コミで人気になった新名所。更地に、しめ縄を巻いた石がぽつんと置かれている。雑草の中に鎮座する石の神秘的な景観から、自然とお祈りをする人が増えていったということ。誰が何の為に作ったのかは不明。石で何かを封じているのではないかと、要石と呼ばれている。厄除け、諸願成就、商売繁盛。
噂:土地所有者は江口不動産となっている。更地になる前は住居兼飲食店用の建物があったが、どのオーナーも長続きせず、評判の悪い場所だった。十年以上前には変死事件も起きている。最後の店はドイツ料理のニュルブルクという店だったが、これに至ってはオープンすらできず、関係者の一人は精神を病んで今も闘病中という。
■06💀旧長谷川卯太郎邸
長谷川卯太郎記念館。医師で食餌療法家の長谷川卯太郎の生家。長谷川は帝大で医学を学び、衛生下士官として第一次世界大戦末期のシベリアへ従軍。帰国後は東京の八王子で開業医として働いていたが、太平洋戦争中に戦火を逃れ帰郷。戦後の食糧難の時代、食餌療法で民を救おうと考え、金輪町の生家を拠点に研究。それをまとめ、1947年に出版された『食い養生読本』はマクロビオティックの原点と言われ、近年復刻されて注目を集めている。その後東京の大学病院に職を得た長谷川は再び金輪町を離れ、戻ることはなかった。没年不明。
2010年、糸魚川医療財団の寄付によって、長谷川卯太郎記念館として保存されることになった。
噂:長谷川卯太郎は 1952年、56歳の時に突然消息を絶ち、今なお生死も明らかになっていない。なお、その4年後に、残された妻のトミも自宅で変死している。また、記念館の開館式典で登壇した糸魚川医療財団理事長の糸魚川弘明と妻の佐和子は、数年後に焼死体として発見された。
■07天野家
噂:亡くなった祖母の家に引っ越してきた一家。幽霊が出ると子供が大騒ぎ。
■08土屋理容室
創業55年、レトロな町の床屋さん。
噂:二代目の土屋喜一はお喋りで有名で、町の情報通。通称金輪町のCIA。話を盛ることでも有名で、ここの床屋談義で噂は二倍三倍になっていく。趣味は落語。落語家名は「金輪亭髪切」で、金輪寺の夏祭で毎年披露する。ファンも多い。
■09金輪橋

■10目玉公園
正式名称は灰塚緑地公園。大きな目玉のオブジェがあり、目玉公園と呼ばれる。
■11公園前交番
目玉公園前にある交番。
噂:毎月22日、2002年頃から数年に渡って交番の外でBBQが催されていた。2000年9月22日に起きた人見峠の神隠し事件の関係者の会で、地元の住民も参加する恒例行事になっていた。この交番で重要参考人が逃走したのを最後に手がかりはなく、事件は迷宮入りしたまま。
■12💀金輪町立図書館
町の規模にしては大きくて立派な公立図書館。閲覧スペースも広く、PC用の席もある。月曜休館。
噂:自分の人生が書かれた本がどこかにあり、それを探し求めると図書館から出られなくなるという都市伝説がある。実際、この図書館に向かったのを最後に、消息不明になった人が数人いる。
■13金輪タウンFM
町のコミュニティFM、76.3MHz。自局制作の番組も多く、町に根ざしている。
噂:人気番組Day by dayは、パーソナリティ大河原不二夫が変死して終了している。
■14金輪高校
■15地下室
噂:男が住んでいる。
■16手亡橋
名称の由来は、白餡の材料として有名な手亡(てぼう:白いんげん豆の一種)の栽培地であったことと云われるが、罪人の手を切り落としたことが由来とも云われる。
噂:2058年、下を流れる濁川を境に町を封鎖する壁が築かれ、この橋に関所が置かれた。
■17ボウリング場3
ラウンドワン金輪店。
■18💀交通事故現場、金輪総合病院前の横断歩道
噂:語り草になっている奇妙な事故のあった場所。通称「現場」。信号無視の歩行者に車が衝突したのだが、歩行者は無傷で、車が大破して同乗者が重症となった。目撃者は複数人おり、透明な壁が歩行者を守ったように見えたという証言も一致している。事故の目撃者には、金輪町出身の小説家左門森魚もいる。なお、事件を独自に追っていたとされる目撃者の一人が消息を絶ったまま、現在も行方不明。金輪総合病院の地下では超能力実験が行われており、能力者の仕業ではないかという都市伝説が生まれた。
■19💀金輪総合病院
全国厚生農業協同組合連合会(JA全厚連)傘下の大病院で、金輪町以外にも隣接する過疎地域の医療も担っている。市街を見下ろす高台に建つ。
噂:多くの都市伝説がある。一、金輪町は行方不明者が多く、それは病院が何かの実験台にしている。一、臓器の闇取引の現場になっている。一、突発的に町で流行した脳障害(概念喪失、痴呆、言語障害など)の発生源は病院。一、多くの恨みを買っている(待合室にトラックが突っ込んだ死亡事件があった)。などなど。
■20骨壷橋
昭和50年頃、橋の建設が予定されたが、河岸と川底から遺跡が発掘され中止に。その後、橋は架かっていないが骨壷橋と呼ばれるようになる。土器に入った人骨が多数出土し、弥生時代の集合墓地であったとされる。土器の人骨に子供のものが多かったことで、賽の河原の説話と結び付けられ、地蔵菩薩の縁日である8月24日には河原で法要祭が行われるようになった。祭の見どころ「亡者踊り」が有名。
■21ボウリング場2
骨壷橋ボウル、通称コツツボウル。地元民に愛される老舗ボウリング場。
噂:近所にラウンドワンが出来たことで風前の灯と思われたが、逆に応援されて集客が伸びた。1991年、25周年記念でピンのペイントを骨壷から顔を出すドクロにしたところ炎上し、地方紙に謝罪広告を出す事件を起こした。2015年にその骨壷ピンの画像がTwitterでバズり、グッズとして復刻した。
■22ファミレス
ハンバーグのジャンゴ 金輪町店。多聞市に本店があるローカルファミレス。黄金バーグが看板メニュー。
■23💀至多聞市
多聞市。人口13万人。平成の大合併で6つの市町村が合併し、県内2番目の人口を擁する市となった。ちなみに金輪町も合併案に含まれていたが、最終的に拒否して現在に至る。金輪町から多聞市中心部までは電車、車で40分程度。金輪町は多聞市のベッドタウンとして経済的な結びつきが強く、町の就労人口の4割は多門市へ通勤している。
噂:2002年の夏、巨大な柱の落下により壊滅。難民が金輪町になだれ込む。
■24ラスカス
喫茶店ラスカス。昔ながらの喫茶店。自家製のシュークリームが大人気で、県外から買いに来る人も多い。一個180円。数の多い時は要予約。ブレンドコーヒー400円。F1好きの店長がおり、店内にモナコGPの18コーナー「ラスカス」を駆け抜けるマシンの写真を飾っている。
噂:オフィシャル銘菓こんりんラスクよりも、町のお土産として圧倒的な支持を得ている。
■25キリヤマガーデン
園芸店。生花、ガーデン用品など、園芸に関係するものは何でもそろう店。
■26金輪銀座商店街
金輪町駅南口から伸びる目抜き通り。2000年頃はシャッター商店街になりかけたが、アーケードを撤去し、道幅を広げて緑を増やしたことで開放的な雰囲気にリニューアル。店と活気が戻りつつある。
■27💀ユリゼン61号線店
ローカルコンビニ「ユリゼン」、国道61号線に面した店舗。駐車場がとても広い。
噂:従業員が店で人身売買の斡旋をしており、公安の調査が入ったという噂がある。ユリゼン本社は否定している。
■28ユリゼン金輪銀座本店
コンビニ・ユリゼン本店。金輪町発祥のローカルコンビニ。
噂:元は酒屋で、多角経営の流れで最終的にコンビニになった。品揃えが独特のうえ、変更のサイクルが早く、町民を翻弄し続けている。社長のブログが狂っていることで有名。
■29ケーキX
金輪銀座の一等地にオープンした新しいケーキ屋。紅茶の茶葉も取り扱っている。月曜定休。
噂:町の名家山田家の長女の店。
■30江口不動産
駅近くにある不動産会社。
噂:江口家は地域の大地主の一つで、自社物件も多く取り扱う。二代目の江口塔而は金輪町の都市伝説や曰く付きの場所が多いことに目をつけ、金輪町ミステリーツアーをSNSで展開しており、密かに人気を博している。
■31金輪町役場
■32💀高速ジジババ
噂:異常な速さで動く老夫婦が1日だけ多数の人に目撃される。動きは歩きなのに、走る以上の速度で動くので、滑るように平行移動して来るように見える。すぐに小学生が高速ジジババとあだ名をつけ都市伝説化した。その4日後、老夫婦が自宅リビングで変死しているのが見つかった。全身の毛細血管が破裂し、脳は液体化していたと言われる。原因は不明。
■33💀ゆるさない十字路
噂:ごく普通の住宅地の十字路。十字路に接する4軒に起きた悲惨な事件から、いつの間にか「ゆるさない十字路」と呼ばれるようになった。住んでいた4家族から2名、1名、1名の計4名の死者が出ている。死者はいずれも精神に異常をきたし「ゆるさない」と何度も口走ったという。同時に4軒の敷地の植物が全て枯れ、雑草も生えなくなった。その一帯だけが死に支配されたようになり、黒い塊のようなものが浮遊するのが目撃されている。残った住民は引っ越していった。警察や病院からは何の発表もなく、原因は不明のまま。1年ほどして、敷地に緑が戻ってきたが、そこに住もうとする者はいない。

■34金輪町駅
■35ガーデンホテル金輪
町に2つあるビジネスホテルのひとつ。
■36フィリピンパブ
フィリピンパブ サラマッポ。
■37金輪町立中学校 金輪町立小学校
■38💀オラオラ亭
ホルモン焼 オラオラ亭。オラオラ名物おばあちゃんの丸腸が人気。
噂:店舗はかつて殺人事件があった家の跡地。老婆が息子夫婦を殺害して自死したという事件。メニューのネーミングとの関連は不明。
■39💀コートニューヤマダ
噂:山田家所有の六階建てマンション。住人が一人飛び降り自殺している。その一年半後、住人が一人行方不明になっている。
■40町一番のレストラン
オーベルジュ・ウォールデン。金輪寺の近く、山の麓にある宿泊できるレストラン。首都圏など都市部からのお客さんが多い。オーナーシェフは東京の有名フレンチの出身。地元食材を使った料理教室を定期的に開催し、地域との交流にも積極的。
■41山田家、山田農園
噂:古くから金輪町一体を所有していた豪農の末裔。山田農園は今も町で一番の規模を誇る。不動産も多い。金輪町全体に山田という姓が多い。
■42💀コートヤマダ
噂:人体消滅事件。山田家所有のマンション。町出身の小説家左門森魚がかつて住んでいた。その部屋で真壁薫氏が消息不明になる事件が起こっている。真壁氏は複数人が見守る中、跡形も無く消滅したという。人体発火現象という説もある。左門氏と真壁氏は有名な透明の壁事件の目撃者であり、更なる憶測を呼んでいる。
■43💀水守神社、黒滝、棚田
金輪町の北西には山女山が鎮座。連なる山々の麓には緩やかな傾斜地が続いており、見事な棚田が形成されている。豊かな水源があり、黒滝は観光スポットになっている。山の中腹に水守神社が祀られており、それより先は入山できない。山女山は活発な活火山で、(金輪の地名も隆起した岩盤から由来している。前述)今も近くの山肌では、有毒ガスが発生している場所がある為。
噂:かつて地震の時の大量発生した有毒ガスが深夜の避難所に流れ込み、多くの命が失われた痛ましい事故があった。
■44💀人見峠、夕日暈
人見峠。霧が多く、運転には注意が必要。季節によっては高い確率で早朝に雲海が望める。ビューポイントに駐車場あり(8台)。秋は夕霧が発生しやすい。秋分の日と前後日の三日間の日没は、海からの太陽光が山々の隙間を抜けて、この峠まで一直線に届く。その地形の奇跡と夕霧が重なると、水平のトンネル状になった日暈(ひがさ:リング状の虹)を見ることができる。これは夕日暈と呼ばれ、住民でも一生に一度見れたらいいというもの。時間にして5分ほどの幻想的な大気光学現象。
噂:人見峠の由来は、霧に映った自分の影を人と見間違えること(ブロッケン現象)がよくあることから。昔から神隠しが多いことが伝わっている。また記憶を無くした迷い人がよく見つかることも伝わっている。
■45💀ラブホテル
噂:町の外れ、国道61号線沿いにあるラブホテル ゴールデンリング。パトカーが十台近く集まって周囲を固めた出来事があったが、警察から正式な発表はなかった。
■46ビデオ屋
噂:明らかに蔦屋のマークを模したマークを掲げた個人経営のレンタルビデオ店。店長が激しくレコメンドしてくる。
■47ボウリング場1
オリンピアボウル金輪。本店は多聞市。
■48ユリゼン ラーメン
ユリゼンの社長が趣味が高じて始めた豚骨ラーメンの店。数年で行列ができる店に。
■49💀道の駅・虎
トラ(虎)はこの辺りの地名。お土産、農産物などが豊富にそろっている。お食事コーナーも充実。無休。
■50スーパーコタヤ
大きなスーパー。食品の他に日用品もそろう。百均ショップも併設。
噂:万引被害改善の為にカメラと万引Gメンを大増強した結果、客を泥棒扱いしていると評判が落ちた。
■51💀山小屋 隕石
市街の東にある里山。2001年、小さな隕石が落ちたことで注目を浴びた。
噂:隕石の翌日、麓の農家が全焼した。数日後、山小屋で少年が変死した。隕石との関係は不明。
■52💀閻魔堂
廃寺。本尊の閻魔王は紛失し、お堂も荒れている。隣接する古い墓地も訪れる人はほとんどいない。
噂:人形か死体かを車椅子に座らせて散歩する男がいると云われている。
■53イオンモール金輪

 

 
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